記録された日時: May 13 2019

2019年5月に行われたウェブセミナー「はじめての粒子計測」の録画版です。 

粒子径の意味や粒子径分布(粒度分布)の見方など、粒子計測の基本中の基本をご説明します。

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内容 

粒子計測の基本

  • なぜ、粒子・粉体を測定する必要がありますか?
  • 粒子・粉体の使われているところ・・・? 
  • 粉体と粒子の関係
  • Prof.H.Heywood による概説(1966)
  • 粒子分析と粉体特性
  • 粒子の“大きさ”の記述法は?様々な円相当径
  • 最近の「粒子測定」への要求事項は?
  • 粒子測定と最終製品のパフォーマンス
  • 実例:チョコレートの粒度分布/粒度分布の応用:用途判別(小麦粉)/粒子径が薬剤の溶出に与える影響/過去の検討:薬物の体内代謝と粒子径

粒子径分布

  • 粒子の大きさを示すグラフ・・・粒度分布(粒子径分布)
  • 粒度分布と積算分布
  • 粒度分布から算出される各種の特性数値
  • 分布の幅と粒度分布数値 (D10,D50,D90)
  • 平均粒子径の算出、各平均径の説明
  • 各種粒径パラメータと粒度分布の関係
  • 混合粉体と数値評価 
  • 平均径と分布特性値の関係
  • 粒子径と付着力と成型性
  • 粒度分布とスラリーの流動性の関係
  • 粒度分布:個数基準と体積基準分布
  • トナーと粒度分布、微粉の検出:トナー測定

まとめ

  • 粒子測定をすることとは

質疑応答

ウェブセミナー中にいただいたご質問と回答をご紹介します。

Q1Zetasizer Nano ZS を使用しているのですが、この装置での平均粒子径は粒度分布のどの部分に値を示しているのでしょうか。
A1 Zetasizer Nanoでの平均粒子径(ピーク#)はそのピークの平均になりますので、そのピーク分布の算術平均となります。ただ、Zetasizer Nanoでは散乱強度基準を基本データとして採用していますので、縦軸は散乱強度%となります。
Q2最後の方に縦軸が「頻度」のグラフが出てきましたが、「個数」と同じなのでしょうか。現在行っている解析では、「散乱強度」、「体積」、「個数」のパラメータを使用しています。
A2概念としては個数と同じです。ただ、ベースになっているのが、体積・散乱強度全体を1としたときという考え方になります。
Q3

個数基準の粒度分布と体積基準の粒度分布、強度別の粒度分布についての使い分けについて、もう少し詳しくお聞きしたく思いました。 

A3

粒子径分布の個数基準・体積基準・散乱強度基準については、簡単に言ってしまいますとそれぞれ1倍、10の3乗倍、10の6乗倍大きい粒子が強調される形になります。詳しくは、こちらのホワイトペーパーをご覧ください。

使い分けについては、以下の通りです。

  • 散乱強度基準は、動的光散乱法特有の粒子径分布の表記方法であり、他で使用されることはあまりございませんが、大きい粒子が非常に目立つので、粗大粒子や凝集粒子を検出させたい場合にはわかりやすいです。
  • 体積基準は、体積としてどれくらいの割合を占めるかで表現されているので、径全体の把握に有効です。
  • 個数基準は、一次粒子にフォーカスしたい、微粉に着目して解析したい際に有効です。 

ただ、粒子計測装置では、分布表記を複数選択できるようになっていますが、元の表記が何を使っているかをご確認いただき、それ以外を選択する際にはあくまでも計算による換算値であることを念頭においていただければと思います。 

Q4溶解度・血液濃度の持続性との関連について
A4論文としては古くは新熊傳冶らが薬剤学:39, 121-128(1979)で報告しているのですが、他にも薬物動態関連で様々な文献がございます。 

プレゼンター

スペクトリス株式会社 マルバーン・パナリティカル事業部 笹倉大督 Ph.D.

はじめてセミナーは全6種類あります。

はじめてセミナーシリーズは全6セミナーあります。
その他、粉体流動性についてのセミナーもご覧いただけます。

初めてセミナーシリーズ内容
第1回 はじめての粒子計測粒子径の意味や粒子径分布(粒度分布)の見方など、粒子計測の基本中の基本をご説明します。
第2回 はじめての形状分析最終製品の性能にも大きく関わる粒子形状。形状を数値化する方法や形状分析によって見えてくることをご紹介します。
第3回 はじめての粒子分散液中分散したスラリーの振る舞いは、含まれる粒子の特性に大きな影響を受けます。本ウェブセミナーでは、両者の関係を基礎から応用まで丁寧に説明します。
第4回 はじめてのXRDX線回折の測定原理やX線回折でわかることなど、X線回折の基本をご説明します。
第5回 はじめてのXRF・測定前処理(前編)
  • 蛍光X線分析の特徴
  • 試料前処理のテクニック
  • さらなる高精度分析の為に
  • まとめ(前処理)
第6回 はじめてのXRF・測定前処理(後編)
  • 蛍光X線分析の特徴
  • 蛍光X線分析法による誤差
  • まとめ(蛍光X線装置)
粉体流動性シリーズ内容
第1回粉体流動性の測定粉体とは何か?ということから、最新の粉体流動性の測定法についてご紹介しています。
第2回 粉体流動性の測定FT4がどのような測定を提供できるか?をご紹介しています。