Zetiumの金属エディション

概要

金属エディションは第1日目から迅速で信頼性の高い結果を提供するように事前設定されており、次のような適切なハードウェアと選択した事前キャリブレーション済みのアプリケーションソリューションを使用します。

また、原材料中の酸化物の分析にはWROXIを追加し、コーティングの分析にはStratosを追加できます。

SumXcoreは、WDXRFとEDXRF技術のメリットを1つのプラットフォームに統合します。この組み合わせにより、金属の製造において次のような独自の利点が得られます。

介在物分析または等質性分析のために、EDコアおよび独特の変換機構を使用して微小スポットマッピングおよび元素分布分析を実行できます。

当社のSuperQソフトウェアの最新バージョンは、新しい合理化されたユーザーインターフェース、高度なマトリックス補正アルゴリズム(三次蛍光)、EDデコンボリューションの統合、およびVirtual Analystと統合されたインテリジェンスを搭載しています。
Type Standardization - SuperQのソフトウェアモジュールです。ユーザーはアプリケーションにタイプの標準を追加して、ユーザー定義の制限内で結果を自動補正できます
NiFeCo - 特殊鋼、高温合金、および超合金を正確に分析するために120種類以上の認定参照物質(CRM)に基づいてキャリブレーションを転送するために開発された特別なサンプルセットです。
Cu-base - 慎重に選択された参照サンプルのセットです。次のような銅ベースの材料を分析するためにキャリブレーションを設定します。
- 青銅(標準、アルミニウム、リン青銅、鉛青銅)
- 真鍮(標準、合金黄銅、鉛黄銅)
LAS - 慎重に選択された参照サンプルのセットです。低合金鋼専用の分析のためにキャリブレーションを設定します

Zetiumプラットフォームのモジュラー設計により、アップグレードパッケージの追加により金属エディションが最適化され、メリットを得ることができます(
)。

基本構成の特徴	パフォーマンスのアップグレード	利点
次のいずれかのアプリケーションを選択できます。 NiFeCo LAS Cu-base WROXI	その他のアプリケーションの選択	独自の事前キャリブレーションモジュールまたはキャリブレーションセットを使用すると、さまざまなサンプルタイプの元素を正確に分析し、金属の製造で最適な工程および品質管理を行えます。
ドリフトなしのSST R-mAX 2.4 kW X線管		最小限のモニター補正による最大稼働時間
	3または4 kW X線管	同じ測定時間でより迅速な結果の出力と検出下限を実現
	結果を迅速に提供する湾曲結晶	同じ測定時間で最高30％の散乱強度向上測定時間を短縮し必要な制限値を達成
	H-Perチャネル	最大2つの軽元素(B、C、N、Na、Mg)の同時測定。全体の分析時間を最小限に抑えることができます。
	SumXcore	WD機能との組み合わせによる高速な結果の出力組成物中の予期しない変化の検出
	微小スポットマッピング	EDコアによる独自の組成マッピング。組成の傾向と異質性をすばやく正確に特定できます。