製造現場に求められている粒子径分布測定機とは?インライン粒子測定プローブ Parsum測定事例-湿式アプリケーション事例

インライン粒子測定プローブ Parsum(パーサム)は、空間速度計測法を採用した堅牢で使いやすいインラインのプローブ型粒子径測定機です。この記事では、インライン粒子測定プローブ Parsum(パーサム)の湿式アプリケーション事例をご紹介します。

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湿式アプリケーション事例1

湿式アプリケーション事例1

プローブの先端をビーカーに入れる。500 mlのサンプルをビーカーに注ぎ攪拌します。サンプルの温度を70 ℃に保ちます(湯煎80-90℃程度)。マグネットスターラーの回転速度を調節して、泡が発生しないように粒子を一定方向に流します。Parsumのセンサー部を通過したサンプルを測定し、粒子径分布をリアルタイムに測定します。

湿式アプリケーション事例2

Parsumのセンサー部に湿式ガラス管ユニットを取り付けます。湿式分散循環ユニット Hydro MUにシリコンチューブとガラス管の先端を接続した後、Hydro MUのビーカーに500 mlの純水を入れて循環させます。

Hydro MUとは、レーザ回折式粒子径分布測定装置マスターサイザー2000(現在では販売終了)の湿式サンプル分散ユニットのことです。

サンプル循環のモデル図

設置した様子

サンプル循環部

セルロースを水ビーカーに滴下し、最適な分散状態を保ちながらユニット内のポイントにより内圧が低い状態で液体を搬送します。循環しているサンプルは、ガラス管を経由して非接触で測定セルを追加し、セル内の赤色レーザを連続的に遮断することにより、インラインで粒子径をモニタリングすることになります。

上の写真は、セルロースが、3 m/secでセル内を移動している様子です。ビーカーに入れたセルロースをParsumの湿式セルに送り、循環している状態で連続して粒子径測定を行います。

湿式で測定した際の粒子径分布の結果

このようにインライン粒子測定プローブ Parsumは、乾式だけでなく湿式測定にも対応しています。詳しい情報をご希望の方はお問い合わせください。

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