DSCを用いたバイオ医薬品開発向上のための抗体Fab領域の安定性の調査

熱安定性評価装置 示差走査型カロリメーター 

MicroCal DSC アプリケーションノート
「DSCを用いたバイオ医薬品開発工場のための抗体Fab 領域の安定性の調査」

このアプリケーションノートでは、DSCを用いて、17個のヒトまたはヒト化IgG1およびIgG4抗体のドメインごとのアンフォールディング特性を調べています。 これには、多発性硬化症の治療で臨床的に実証されているTysabri™、フェーズIまたはIIの試験を実施している7つの分子、2007年にFDAによって治験薬(IND)として承認された4つの分子、研究中の6つの分子が含まれています。 このデータセットは抗体創薬に携わる研究者が、与えられた抗体に対して熱安定性が課題になりうるかどうかを理解するための抗体開発リファレンスガイドとして用いることができます。
2つめのパートでは、特に不安定な抗体に安定性をもたらすためのプロセスについて説明します。 安定化変異の組み合わせで、DSCで測定したFabのTm値は92℃でした。 安定化は大腸菌での抗体フラグメントの機能発現を大幅に向上させたことを示しています。
 
(A)4個のヒトまたはヒト化IgG1抗体(BIIB16、BIIB6、BIIB4、BIIB1)のDSCデータ 
(B)IgG1およびIgG4のBIIB7抗体のDSCデータ 
Elsevierの許可を得て(1)の転載
 
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