GCIを用いたGPCRのフラグメントスクリーニング

不安定なタンパク質への対策
最近、evotec社はGタンパク質共役受容体(GPCR)に対するフラグメントスクリーニングにおいて、グレーティング結合干渉法(GCI)技術を活用しました。evotec社の首席研究員であるEdoardo・Fabini博士は次のようにコメントしています。
「GPCRの重要な側面は、その表面活性が低いことです。自然の膜環境から取り出すと非常に不安定になります。そのため、GCIのような高速かつ高感度の技術を使用することで、低シグナルで弱い結合イベントに対して自信を持って定量化する新たな可能性が開けます。」
マルバーン・パナリティカルが主催した最近のウェビナーで、Fabini 博士はGPCR研究に伴う課題と、当社独自のGCI技術に基づいて設計されたWAVEsystemが提供する解決策を参加者に紹介しました。
evotec社によるGCIを用いたフラグメントスクリーニング事例について詳しくは以下よりダウンロードいただけます。
対象業界:バイオ医薬品・製薬・低分子創薬
課題:不安定性が課題である膜タンパク質の結合親和性と相互作用のカイネティクス研究
使用装置


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