MicroCal PEAQ-DSC Automated のメンテナンス方法
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定期的なシステム洗浄は良好な測定に必要です。汚れは蓄積しますとベースラインノイズ 発生等の原因になります。ここではシステムの汚れを防ぐことに必要なメンテナンスにつ いてご案内しております。
◆システムの洗浄方法はサンプルにより異なります。そのためユーザーによる至適化が必要です。
◆メンテナンスで使用する試薬の中には劇物に該当するものもございます。特に昇温した場合には十分な注意が必要です。取扱い時は、手袋、保護眼鏡をご使用ください。
◆使用されない場合でも 1 ヶ月に 1 度は Maintenance から Wash を選び、洗浄を行う ようにしてください。
◆サンプルは測定に使用する温度域で沈殿が生じないことを事前に確認下さい。測定中に 沈殿が生じるとシステム内に詰まり、測定が出来なくなることがございます。
◆メンテナンスで使用する試薬の中には劇物に該当するものもございます。特に昇温した場合には十分な注意が必要です。取扱い時は、手袋、保護眼鏡をご使用ください。
◆使用されない場合でも 1 ヶ月に 1 度は Maintenance から Wash を選び、洗浄を行う ようにしてください。
◆サンプルは測定に使用する温度域で沈殿が生じないことを事前に確認下さい。測定中に 沈殿が生じるとシステム内に詰まり、測定が出来なくなることがございます。
【日ごろのメンテナンス】
- サンプル測定毎に Cleaning Settings を Wash にすることをお勧めします。
- 最後のサンプルを測定する際、Cleaning Settings は Scan にすることで、セルに洗剤 を入れた状態で熱をかけられるため、洗浄効果を高めることができます。
- Scan 実施後に超純水による測定を2回以上実施し、システムに汚れが残っていないか などを確認します。
- 異常がないことが確認できたらシステムをシャットダウンします。
【システムチェック】
システムのコンディションを確認するために超純水を用いた測定を行っていただきます。 ベースラインのドリフトや、再現性のないピークが得られるような場合は、以下の手順に 従い、システムチェックを実施してください。
1. 超純水 400 μL を 10 測定分セットします。
2. New Sequence をクリックします。
3. Target Measurement File に’Systemcheck(任意)‘と入力します。
4. Load をクリックします。
5. Load Settings を以下のように編集します。
- Sample Name; Water(任意)
- Sample Type; Buffer
6. Water 内の Scan をクリックします。
7. Scan Settings を以下のように編集します。
- Tstart; 10
- Tend; 110
- Scan Rate; 200
- Feedback; None
- Pre-Scan; 3
- Post-Scan; 0
8. Load の Duplicate を9回クリックし、トータル 10 スキャン実施します。 測定結果を弊社までお送りください。
【長期間使用しない場合のメンテナンス方法】
Maintenance から Wash を選び、洗浄を行うようにしてください。
【汚れがひどい場合のメンテナンス】
◆ 以下の洗浄は、通常の洗浄を実施してもデータクォリティに改善が見られないときの み実施します。また、サンプル測定時に沈殿が生じた場合にも使用可能です。
◆ クリーニング溶液をセルに必要以上、長時間曝すことはしないでください。
◆ クリーニング溶液をセルに必要以上、長時間曝すことはしないでください。
Step1: クリーニング溶液の調整を行います。(手袋、保護眼鏡着用)
1)5 グラムの水酸化ナトリウムを約 25 mL の超純水に溶かします。
2)50 mL の次亜塩素酸ナトリウム溶液(〜10-15 % 塩素)を1)に加えます。
3)超純水で 100 mL にメスアップし、よく混合させます。
(保存方法) クリーニング溶液は密閉容器に暗所で保存すれば、少なくとも 1 年間は有効です。
Step2: Maintenance の Cell Clean 内の Custom Clean を実施します。
1)Cleaning Solution を Tray 6 の well H11, 12 に 400 μL セットします。
2)Maintenance の Cell Cleanから Custom Clean を選び、指示に従います。
3)洗浄終了後、システムチェックを実施します。

お問合せ先
スペクトリス株式会社 マルバーン・パナリティカル事業部 カスタマーサポート窓口(ヘルプデスク) support.japan@malvernpanalytical.com
フリーダイヤル 0120-57-17-14
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