LatexおよびQASサンプルによるシステム検定

著者 Seungji Kim, Friday, 22nd May 2015

システム検定のためのLatexとQASサンプル
< 回折システムの検定用標準LatexおよびQASサンプル>
•なぜ標準サンプルを使用して測定するべきですか？ Latexサイズごとにレーザーを散乱させる領域が異なり、それを利用して機器内部の領域別検出器の性能を検定できます。 QAS (Quality Audit Standard) サンプルは、約10～100µmの粒度分布を持つ標準試料であり、回折システムの全領域において検定可能な試料です。 •どのような場合に標準サンプルの測定が必要ですか？ 機器使用時に定期的に (1年) 検定を行うことを推奨しますが、不定期または1年以内の短期間にPQに準じる自己検定を行う際に、LatexサンプルまたはQAS (ガラスビーズ) を使用して機器の状態をチェックできます。 •標準サンプルの種類にはどのようなものがありますか？< ISO 13320-1規定準拠のための標準試料>  –  小容量分散装置用標準試料 (QAS 3001B)   –  湿式、乾式分散装置用標準試料 (QAS 3002) <ナノ粒度検証用標準試料 >  – 60/200ナノ粒度標準試料 (LTX3060A/LTX3200A) < ゼータ電位検証用標準試料 (DTS 1235) >

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• 自己的な標準サンプルテストの限界 機器検定時には、分散装置の汚染による検定失敗を避けるために、専用の分散装置が必要です。標準サンプルの測定値が定められた範囲を超えた場合、機器や分散装置の汚染除去を行うことで解決できますが、機器内部の深刻な汚染、レーザーの老朽化による出力低下などによる検定失敗は、汚染除去および機器の校正が必要で、こうした場合はMalvernの技術者が直接訪問して機器を校正および検定する必要があります。
<粒度分析機の定期的な検定がなぜ必要でしょうか？>
• 粒度分析機の定期的な検定がなぜ必要ですか？ レーザーと共に光学部分と電子部品で構成された本体は、レーザー回折エネルギーの分布を粒子サイズに変換する処理を行う部分であり、時間の経過とともに、汚染、レーザーの出力低下などと共に光量を変化させ粒度分布に影響を与えます。 この時、定期的な汚染除去、校正などを通じて正確なデータを得られるようにする必要があります。 • 粒度分析機の検定をどのように進めますか？ レーザー回折法粒度分析機の検定はISO13320を遵守し、国際公認されたNIST Latex Standardを測定することで装置が定められた粒度分布を示すかを検定します。 測定結果が範囲を逸脱して検定が失敗した場合、装置を再校正後、検定し、標準試料の測定結果が定められた範囲にあるか確認します。
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