HighScore Plus

結晶構造分析などを行うために理想的なツールです。

プロセス制御の向上や研究開発の実施に関心があるかどうかに関わらず、多くの場合、材料を理解することは粉末の回析パターンを理解することから始まります。

Malvern PanalyticalのHighScoreを使用して試料内のすべての位相を特定した後も、このPlusオプション搭載のオールインワンソフトウェアスイートは、引き続き分析をサポートします。 定量化にリートベルト法、プロファイル適合、またはパターン処理を行うかどうかに関わらず、定量化に焦点を当てている場合、HighScore Plusはソリューションとなり、毎日の分析の実施に役立ちます。

弊社のお客さまである米国、テネシー大学のJIAM解析施設が作成したチュートリアルビデオを紹介します。 さらにビデオを表示するには下にスクロールしてください

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概要

発展し続けるパッケージ

弊社は、HighScoreスイートに継続的に新技術を導入し、XRDに最も包括的でユーザーフレンドリなツールボックスを提供しています。 Plusオプションの最新リリース(バージョン5.1)では、次の新機能が追加されています。

  • スマートバッチ(フローチャートレイアウトの決定手順とループ)
  • 高速PLSRモデル生成(自動モデル最適化およびグラフィカルレポート機能つき)
  • t-SNEクラスタ分析法とプロットの追加(最大の差分を保存するPDFとは対照的にローカルネイバー関係を保持)
  • ケンブリッジ構造データベースが2020年に発表したサポート

科学論文でHighScore/HighScore Plusを使用する場合は、以下を引用してください。 

The HighScore suite, T. Degen, M. Sadki, E. Bron, U. König, G. Nénert; Powder Diffraction / Volume 29 / Supplement S2 / December 2014, pp S13-S18

機能

包括的な結晶構造分析

Plusオプション搭載HighScoreには、4つの従来型指数ルーチン(Ito、Dicvol、TreorまたはMcMaille)が含まれています。 単位セル精製には、原点オフセットやサンプル移送が含まれます。 完全プロファイル(Le Bailフィット)または割り付けピークで、空間グループテストが実行されます。 格子パラメータを改良するPawleyフィットには、もう一つの可能性があります。

格子および構造変換とセル減少がサポートされます。 構造データを読み込みながら、非標準空間グループ設定を自動的に標準化できます。

対称エキスプローラツールには、すべての230標準空間グループの結晶の対称性、ポイント/Laueグループ、反射条件、および特殊位置が含まれています。 追加データは、ICSD構造データベースで使用される約150件の非標準空間グループをカバーしています。

自動分類またはクラスタ分析

Plusオプション搭載HighScoreは、大容量データを迅速かつ簡単に処理できます。

クラスタ分析では、すべての実験のスキャンが近縁のクラスタに分類され、各クラスタの最も代表的なスキャンと異常値にマークが付けられます。 これは、非周囲の実験、鉱物サンプル、土壌マッピング、高スループットスクリーニングキャペーンに有用であり、産業製品の均一性の監視にも役立ちます。

主成分分析(PCA)により、数学的に決定されたクラスタを可視化できます。 これにより、各クラスタ周辺の信用領域が示されます。 

クラスタ内のすべてのスキャンの目視比較が可能になり、クラスタ分布(測定グリッド上、ウェルプレート上)も表示されます。

構造表示

3D構造プロッティング機能を使用すると、原子の色、多面体表示を選択し、最適に表示するために構造を変換、回転、移動、拡大/縮小できます。

構造ソリューション

Plusオプション搭載HighScoreは、チャージフリッピングアルゴリズムと差フーリエプロットをサポートし、粉末回析データから結晶構造を特定できます。

リートベルト/構造の精製

Plusオプション搭載HighScoreは、リートベルト精製に適した多くのメリットがあります。

自動戦略とバッチにより、経験の浅いユーザーが定量位相分析(非結晶質元素の特定など)を実行できるようサポートします。 精製制御には、関連するすべてのパラメータ、制限値、制約の全体像が表示されます。 

範囲チェックと自動/手動制約により、精製の安定性と再現性が保証されます。 独自の解法の制御により、パラメータ有効化シーケンスは不要です。

真のVoigt関数を含む3つのプロファイル関数をサポートします。これは特に、結晶サイズ微小ひずみの特定に重要です。 Le Bailフィットが使用可能で、hkl相フィットが不明な構造相の包含をサポートします。  L. Palatinusによる「superflip」アルゴリズムを搭載し、 高品質の粉末データから結晶構造を分解できます。

Plusオプション5.1搭載HighScoreの新機能

  • クラスタ解析:メートル式多次元スケーリングプロット(MMDS)を追加 
  • クリップボードまたはMS-Excelからのマトリクス形式のデータインポート機能を追加
  • ユーザー間で簡単に分析方法を交換可能

仕様

参考データベース

HighScore Plusは複数の参考データベースを同時使用できます。 一度に無機および有機データベースを検索できます。 すべてのタイプの参考データベース(現行からレガシーまで、中価格帯以上の高品質ICDD製品から無料ダウンロード可能なデータベースまで)がサポートされます。

推奨システム構成

Windows 8.1 (64ビット)およびWindows 10 (64ビット) Current Branch for Businessオペレーティングシステム用に設計されており、これらのシステムで実行できます。

PC構成は、該当するWindowsオペレーティングシステムの(最小)ハードウェア要件を満たす必要があります。

現在のバージョン 5.1