GeoPyc Operator Manual
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Micromeritics GeoPycは、成形品や圧縮粉末のエンベロープ体積および密度測定において、非破壊で高精度・高再現性の結果を提供する先進の分析装置です。サンプルの形状や構造を損なうことなく、迅速かつ効率的に測定が可能です。
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強力な組み合わせ:Micromeritics は Malvern Panalytical グループの一員です
GeoPyc は、革新的な卓上型装置であり、危険な材料を使用することなく、固体物体のエンベロープ体積および密度を正確かつ効率的に測定するために設計されています。非侵襲性の固体媒体である DryFlo を採用することで、GeoPyc はサンプルの完全性を保ちながら、迅速で信頼性が高く、安定した測定結果を提供します。
さらに、GeoPyc はオプションで Trans-Axial Pressure(T.A.P.)解析を提供しており、粉末の圧縮バルク密度を包括的に評価することができます。
GeoPycは骨格密度測定と組み合わせることで、成形体の細孔容積および空隙率に関する詳細な情報も提供することができます。
GeoPyc の T.A.P. 密度オプションは、従来のタップ密度測定装置と同等の高精度な結果を、より高速・静音かつ高い再現性で提供します。
T.A.P. 密度オプションを搭載した GeoPyc は、広範な圧縮条件下で、医薬品や電気化学材料を含む粒状および粉末サンプルの充填体積を測定し、バルク密度を算出します。
T.A.P. 密度を測定する際には、サンプルチャンバーを回転・振動させながら、あらかじめ設定された力をサンプルに加えます。荷重変換器がニュートン単位で圧縮力を測定し、ピストンとプランジャーの移動距離はステップ単位で記録されます。ユーザーは加える力と1回の分析あたりの圧縮回数を設定でき、GeoPyc は各圧縮の測定値を平均し、自動的に体積と密度を計算して、結果を cm³ および g/cm³ で出力します。
再現性(非連続測定時) | サンプル体積がサンプルホルダ体積の25%以上の場合: 通常± 1.1% |
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試料量 | 内径12.7 mm: サンプル体積は0.3 cm³~0.8 cm³
内径19.1 mm: サンプル体積は0.8 cm³~2.4 cm³
内径25.4 mm: サンプル体積は2.4 cm³~5.3 cm³
内径38.1 mm: サンプル体積は5.3 cm³~13 cm³
内径50.8 mm: サンプル体積は13 cm³~25 cm³ |
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Height | 11インチ |
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Width | 22インチ |
Depth | 15インチ |
重量 | 19 kg (42 lbs) |
Voltage | 85~265 AC |
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Frequency | 47~63 Hz |
電源 | 95 VA |
温度 | 15°C~35°C |
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湿度 | 20%~80% (結露なし) |
GeoPyc は、DryFlo という固体媒体の置換によって、固体物体の体積と密度を自動的に測定します。この媒体は、流動性が高く、測定対象物の周囲に密に充填されるよう設計された、粒径分布の狭い小さくて硬い球状粒子で構成されています。粒子は非常に小さいため、圧縮時には対象物の表面形状に密着しますが、細孔内部には侵入しません。
圧縮を制御する手法により、優れた繰り返し精度と再現性が実現されます。DryFlo 媒体が投入されたサンプルセルは高精度な円筒形で構成されており、セルが振動する中でプランジャーが粉体を圧縮します。圧縮力は任意に設定できるため、試験ごとに一貫した条件で測定が可能です。測定前には、置換媒体のみをセルに入れて予備圧縮を行い、ゼロ体積の基準値を確立します。
次に、サンプルを乾燥媒体とともにシリンダーに入れ、圧縮プロセスを再度実行します。
試験中にピストンがシリンダー内に侵入する距離と、基準手順(ゼロ点測定)で侵入した距離 h0h0 の差(h=h0−hth=h0−ht)を用いて、円柱の体積公式 V=πr2hV=πr2h により置換体積を算出します。
GeoPyc はインテリジェントなタッチスクリーンで操作され、データ取得およびレポート作成は完全に自動化されており、LIMS(ラボ情報管理システム)やその他のデータ統合システムへの取り込みも容易です。さまざまなサイズのサンプルに対応するため、複数のサンプルチャンバーが用意されています。分析後は、軽く振るか、ほこりを払うだけで DryFlo を完全に除去できるため、サンプルは再利用や再測定が可能です。
GeoPyc には、フルブランク、計算ブランク、リファレンス固体によるキャリブレーション(ばらつき付き)など、複数の動作モードが搭載されており、ニーズに応じて測定の速度と精度を最適化できます。分析中には、進行状況や予備結果が表示されるため、測定の過程をリアルタイムで確認することが可能です。
GeoPyc には複数の動作モードが搭載されており、スマートタッチスクリーンから操作できます。動作モードには、フルブランク、計算ブランク、ばらつきを考慮した参照固体によるキャリブレーションが含まれており、用途に応じて測定の速度と精度を最適化できます。
分析中には、進行状況や予備結果が表示されるため、測定の過程をリアルタイムで把握できます。
また、サンプル固有の情報を分析レポートに入力することも可能です。
利用可能なレポート:
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