ラボにおける溶液散乱技術を用いたタンパク質のサイズ測定手法の紹介 講演資料

19回日本蛋白質科学会年会第71回日本細胞生物学会大会合同年次大会マルバーン・パナリティカルのランチョンセミナーでの発表資料です。

 

ラボにおける溶液散乱技術を用いたタンパク質のサイズ測定手法の紹介

 

スペクトリス株式会社マルバーン・パナリティカル事業部

Pharma&Food Sector事業開発

North Pacific地域志波公平

 

タンパク質は生体内においてその特性を司る重要な分子のひとつであることから、分子生物学的観点の中心物質として、研究対象とされてきました。リコンビナント技術による、タンパク質材料の大量生産が可能になってからは、X線を中心とした立体構造解析にフォーカスされ、より詳細な構造と機能との関係を導こうとする流れとなり、近年はより実際の環境下でのタンパク質の働きに着目されるようになっています。

一方溶液散乱法は、可視光やX線などの光を溶液に照射し、高分子のサイズなど物理特性を解明することができる技術として研究がされてきています。共通した特徴として、精製された条件にはなりますが、溶液そのものがあれば解析できる点、pHなど溶液の環境変化に伴う情報を取り出せることができます。最近では装置技術の向上により、簡便性や感度などが向上し、少し前までは特殊な環境でのみ実施可能であった実験も、比較的簡単に実験ができるようになっています。

今回は、バッチ式光散乱法、フロー式光散乱法およびX線小角散乱法の3原理を紹介し、そのアプリケーション事例を紹介します。また、それぞれの原理から求められた値が、どのように係わりあっていくのかについてもご紹介します。

19回日本蛋白質科学会年会第71回日本細胞生物学会大会合同年次大会マルバーン・パナリティカルのランチョンセミナーでの発表資料です。

 

ラボにおける溶液散乱技術を用いたタンパク質のサイズ測定手法の紹介

 

スペクトリス株式会社マルバーン・パナリティカル事業部

Pharma&Food Sector事業開発

North Pacific地域志波公平

 

タンパク質は生体内においてその特性を司る重要な分子のひとつであることから、分子生物学的観点の中心物質として、研究対象とされてきました。リコンビナント技術による、タンパク質材料の大量生産が可能になってからは、X線を中心とした立体構造解析にフォーカスされ、より詳細な構造と機能との関係を導こうとする流れとなり、近年はより実際の環境下でのタンパク質の働きに着目されるようになっています。

一方溶液散乱法は、可視光やX線などの光を溶液に照射し、高分子のサイズなど物理特性を解明することができる技術として研究がされてきています。共通した特徴として、精製された条件にはなりますが、溶液そのものがあれば解析できる点、pHなど溶液の環境変化に伴う情報を取り出せることができます。最近では装置技術の向上により、簡便性や感度などが向上し、少し前までは特殊な環境でのみ実施可能であった実験も、比較的簡単に実験ができるようになっています。

今回は、バッチ式光散乱法、フロー式光散乱法およびX線小角散乱法の3原理を紹介し、そのアプリケーション事例を紹介します。また、それぞれの原理から求められた値が、どのように係わりあっていくのかについてもご紹介します。

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