新機能についてまとめ レーザ回折式粒子径分布測定装置 マスターサイザー3000+
ユーザ様にも高い評価をいただいているマスターサイザー3000に、新機種が発売されました。製品名はレーザ回折式粒子径分布測定装置 マスターサイザー3000+です!
4つの新機能
では、新しいレーザ回折式粒子径分布測定装置 マスターサイザー3000+はどんな新機能を備えているのでしょうか?ここではわかりやすくその新機能についてご説明します。

測定手順や条件設定の最適化をスペシャリストのノウハウを学習したソフトウェアがガイドする機能です。一連のタイトレーション手順を行うと、ソフトウェアが最適な測定条件(SOP)を推奨します。

アダプティブ・ディフラクション
散乱光信号から、安定した対象粒子とバブルや頻度の低い飛び込み粒子を判別し、区別して表示します。高感度と安定性を両立させるマルバーン・パナリティカルの新しい信号解析技術です。

ソフトウェアが測定プロセスの品質を監視し、バックグラウンドや光軸の安定性、試料濃度や解析のフィット状態をリアルタイムにアドバイスします。

ヒートマネジメント・システム搭載
He-Ne レーザーの発振器周辺の熱発生に対して、本体の底に排気システムを導入することで、測定セルに発生する熱ムラを軽減します。これにより揮発性溶媒使用時の散乱光の安定性が向上しました。
仕様一覧 | マスターサイザー3000+ Lab | マスターサイザー3000+ Pro | マスターサイザー3000+ Ultra |
測定レンジ | 0.1-1000 μm | 0.1~1000 μm | 0.01-3500 μm |
マニュアル湿式分散ユニット (EV・SV・SV) | 〇 | 〇 | 〇 |
マニュアル乾式分散ユニット (Aero M) | 〇 | 〇 | 〇 |
自動湿式分散ユニット(MV・LV) | – | 〇 | 〇 |
自動乾式分散ユニット(Aero S) | – | – | 〇 |
新機能:ヒートマネジメントシステム | 〇 | 〇 | 〇 |
ソフトウェア | |||
SOP機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
レポート編集機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
旧システム互換機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
拡張ソフトウェア機能 | – | 〇 | 〇 |
新機能:データ・クオリティ・ガイダンス | – | 〇 | 〇 |
新機能:SOPアーキテクト | – | 〇 | 〇 |
新機能:アダプティブ・ディフラクション(Size Sure) | – | – | 〇オプション |
IQ/OQ | – | – | 〇オプション |
Part 11 対応(OMNITRUST) | – | – | 〇オプション |

装置の状態をクラウドを介してマルバーン・パナリティカルとお客様とで共有し、より効果的な予防保守を提供します。

オムニトラスト
21CFR Part 11に対応した新たしいデータインテグリティソフトウェアです。

マスターサイザー3000の全ての分散ユニットがそのままご使用いただけます。