レーザ回折式粒子径(粒度)分布測定装置マスターサイザーシリーズは、湿式、乾式を手早く切り替えながらも、迅速で正確な粒子径(粒度)分布測定を提供可能な分析装置です。

マスターサイザーのデータは、様々な産業におけるお客様の課題を解決します。例えば、製品品質の安定性の確保、溶解度のコントロール、充填密度の最適化を通じた最終製品のパフォーマンスの向上、口当たり(食味)、粉体の流動性の制御による製造効率の向上など、粒子径(粒度)分布測定がお役に立てる分野は多岐にわたります。

また、マスターサイザーシリーズは人間工学に基づいて設計された直感的なソフトウェアを搭載。粒子径(粒度)の科学に携わる、全ての方、エキスパートから現場オペレータまで、どなたでも測定を行うことができます。


<レーザ回折式粒子径(粒度)分布測定装置マスターサイザー3000シリーズの特長>

  • 「世界標準」の粒子径(粒度)分布測定装置、それがマスターサイザーシリーズです。グローバルで広く通用する粒子径(粒度)データが得られます。
  • 迅速な測定で1分以内に粒子径(粒度)分布の出力と特性値(Dv50、平均値など)解析が可能です。
  • 標準操作手順(SOP)の登録により、人的誤差のないシンプルな粒子径(粒度)分布測定が可能です。
  • データアドバイス機能搭載で、初心者の方でも安心してお使いいただけます。
  • 独自のセル構造により洗浄が簡単です。乾式、湿式セルともに工具不要でセルを取り外し、セルウィンドウの水洗いや交換ができます。
  • 湿式・乾式の切り替えは、数ステップで完了。乾式測定の次に、スラリーを湿式測定するなど、多品目、複数条件にわたるアプリケーションでも装置設定に伴うダウンタイムを最小化します。

レーザ回折式粒子径(粒度)分布の測定方法‐「湿式分析」と「乾式分析」


「湿式分析」は、試料粒子の分散に適切な液体を用いて測定します。溶媒の物理化学的な分散力の力を借りるため、分散力も高く、最も一般的に用いられている方法です。 

「乾式分析」は主に空気圧を使って試料を解砕、分散する方法です。「乾燥空気圧分散方式」を略して「乾式」と呼ばれます。溶解を心配する必要のある湿式での測定と比較すると、この乾式での測定は汎用性が高く、試料の大量測定が可能です。
このように、特徴をよく理解し、目的に応じて「湿式」と「乾式」を切り替えて使用することが最も実用的で堅牢な粒子径(粒度)分布測定メソッドを開発する秘訣です。

「湿式」での粒子径(粒度)分布測定の特徴
歴史と実績のあるマルバーンパナリティカルの技術を投入した、独自の分散機構と流路をもつユニットとセル部などをご用意しています。全自動洗浄機構を有するモデルから、大容量対応、少量測定まで、試料の粒子径(粒度)分布測定を行う用途に応じてお選びいただけます。

また、ソフトにより、分散状態と粒子径(粒度)分布測定結果の変化をリアルタイムで表示します。分散の経時変化、気泡の混入などが一目で判断できます。オペレータは、測定の様子を観察することによりリアルタイムで測定条件を最適化することができます。

「乾式」での粒子径(粒度)分布測定の特徴
粉砕物など、大容量の乾燥粉体中における粗大検出から、医薬品の微量試料の粒子径(粒度)の精密分布測定まで、マスターサイザーシリーズの乾式ユニットは、各種用途に応じて幅広く対応します。特に、独自の乾式分散機構は壊れやすい試料から、凝集性の高い試料に至るまで、組み合わせの最適化を提案します。
また、乾式測定は溶媒を必要としないため、低ランニングコストで環境負荷の低い分析手法として、近年注目を集めています。さらには、湿式のように前分散も必要ない手法であるため、ラボのユーティリティ負荷も下がるのが乾式の魅力です。


粒子径(粒度)分布の測定原理 レーザ回折・散乱法の詳細はこちら。 

ナノ粒子・サブミクロン粒子の粒子径(粒度)と分散安定性を示すゼータ電位が1台で分析できる動的光散乱法の詳細についてはこちら。 


マスターサイザーシリーズのハードウェア特徴


出力安定性とコヒーレント性の良いヘリウムネオンレーザと470 nm青色LED(10 mW)の組み合わせにより、レンズなどの切り替えなくとも0.01-3,500 μmのワイドレンジ測定を実現しました。
さらには、計測系の進歩により、1秒間に10,000回の高速データ取得が可能です。この進歩により、粒子径(粒度)分布幅が広く、大量の試料を測定する必要のある粉砕物の乾式測定などでも、正確で高い再現性を実現します。
標準ラテックス粒子による正確性は1 %以内で、再現性は0.5 %以内を誇ります。 
 
ユーザフレンドリーなシステム設計
出力安定性とコヒーレント性の良いヘリウムネオンレーザを採用しています。470 nm青色LEDの出力を10 mWに上げ、最小10 nmまでの測定レンジを可能にしました。安定した精度の高い測定が可能です。
 
コンパクトなハード設計により省スペースを実現しました。ワンタッチ交換セルカセット方式により湿式・乾式アクセサリの交換も簡単です。お客様によって、用意できるサンプルの量や種類は様々です。
お客様のニーズに合った分散ユニットをお選びいただけるよう乾式の分散ユニットと5種類の湿式分散ユニットをご用意しました。

さらには、セルユニットがカセット方式になっており、片手でセルユニットの取り外しができ、別のユニットセルに取り換えるだけでどのユニットが接続されているかを自動認識します。

測定をアシストする高度なソフトウェア
マスターサイザーシリーズのソフトウェアは、湿式、乾式問わず、測定条件をSOP(Standard operation procedure)として登録可能です。この機能は、オペレータ間の条件の違いを解析することもでき、人的誤差を最小限にして精度の高い粒子径(粒度)分布測定を提供します。

さらに、測定結果の品質を確認するため、ソフトウェアが測定についての問題点や改善点などをアドバイスとして表示する機能も有しています。この機能には、ISO13320:2009、USP<429> など、各種レギュレーションに対応した解析にも連動しています。

マスターサイザーシリーズの詳細や測定事例はカタログにも記載しております。ダウンロードボタンよりダウンロード可能ですので、是非ご覧ください。

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