現場における希土類元素(REE)
希土類元素(REE)に対する世界の依存度はかつてないほど高くなっています。しかし、これらの元素を現場で適切に分析する能力は期待外れでした。
最大50 kVのX線管球電圧を持つ従来のポータブルXRFは、軽希土類元素の測定は可能ですが、Fe、Cu、Niなどの一般的な金属との励起が不十分であり、スペクトルの重なりが激しいため、重希土類元素の測定には実用的な方法がほとんどありません。

SciAps PowerHouseが答えです
80 kVの小型X線管球を利用することで、SciAps PowerHouseは、軽希土類元素、重希土類元素、及びパスファインダーAg、Cd、S、Sb、BaのK殻輝線を効率的に励起できます。
また、分析装置は、鉱業や探査に重要な他の25の元素も測定します。これらの高エネルギーK線を分析することで、一般的な金属との複雑なスペクトルの重なりを完全に回避し、他のポータブルXRFよりも優れた検出限界と性能を実現します。

PowerHouse Xのご紹介
SciAps PowerHouseポータブル80 kV XRF、REE用
重希土類元素: Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu
軽希土類元素: La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu
複数の励起パラメータにより、PowerHouseは、他のポータブルXRFと同様に、遷移金属、一般的なパスファインダー、及びその他の経済的に重要な元素を含む幅広い元素を測定します。
ポータブル、電池駆動で、現場間の移動も簡単です。使いやすく直感的なSciApsユーザーインターフェース上で動作するデータは、取得や記録が簡単で、内蔵のWi-Fi、Bluetooth、GPSを使用して簡単に共有できます。
この分析装置は完全にクラウド対応で、2台のカメラを備えており、1台はテストチャンバ表示用、もう1台は外部写真記録用で、オペレータは高分解能の空間座標で結果をシームレスにタグ付けすることができます。ツインリチウムイオン電池またはAC電源で6時間以上動作し、充電も可能です。
