Epsilon 4 | 潤滑油XRF分光計

概要

製品品質を保ちながら、エンジンテストをすばやく実施することは潤滑油メーカーの業界では必須要件です。 ISOやASTMなどの国際的テスト方法に準拠することは、潤滑油の元素分析では必須要件です。 Epsilon 4にとって、この必須のコンプライアンスは、単に出発点過にすぎません。この装置の真の価値は、潤滑油製造での数多くの分析作業に付加価値を提供することです。例えば：

PMI (Positive Material Identification)による製造誤差の削減
高価な添加剤の迅速で正確な投与量の決定
ベースオイルと添加剤の最適な混合効率のサポート

Epsilon 4で実施されるすべての分析は、ASTM D7751やASTM D6481などの最新のテスト方法と基準に準拠しています。

強力なベンチトップXRF: 最新の励起/検出技術とスマートなデザインが組み合わされたEpsilon 4の分析性能は、強力な床置き型分光計に匹敵します。選択励起と、検出システムの機能へのX線管出力の慎重な適合がシステムの卓越した性能の基盤となっています。
長期間有効なキャリブレーション~: 低ドリフトX線管と自動ドリフト補正システムにより、長期間にわたり規格に準拠した結果を得ることができるため、再キャリブレーションする必要がありません。これにより、システムをより効率的に使用でき、キャリブレーションの維持費を削減できます。
高速で高感度: 非常に高い散乱強度を生成する最新のシリコンドリフト検出器を使用して高速測定を実現します。独自の検出器エレクトロニクスにより、線形カウントレート容量を1,500,000 cps (50%の不感時間)以上にして、カウントレートの独立分解能を通常135 eV以上にすることで、スペクトル内の分析ラインを適切に分離することができます。これにより、Epsilon 4分光計を全出力で実行でき、従来のEDXRFベンチトップ装置よりもサンプルスループットが大幅に向上します。
ヘリウム消費の削減: 高性能を誇るEpsilon 4は、大気中でのさまざまな用途に使用できるため、ヘリウムや真空システムのメンテナンスにかかる時間が短縮し、コストを削減できます。空気中で測定する場合、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウムに固有の低エネルギーX線光子は、気圧や温度の変化に敏感です。内蔵の温度および気圧センサは、これらの環境の変化を補償し、天候にかかわりなく優れた結果を提供します。

コンプライアンス以上の価値

Epsilon 4は、製油所での異なるプロセスの元素分析に卓越した性能を発揮します。

この新しい強力なベンチトップXRF装置は、最新の関連する国際的テスト方法に従った潤滑油中の添加剤や摩耗金属の分析に適しています。

保証性能

Epsilon 4は最高性能のベンチトップXRF装置であり、未使用および使用済み潤滑油中の添加剤や摩耗金属の分析に適しています。ベンチトップXRF装置は、サンプル調製や化学物質の使用を必要とせずに、潤滑油の分析を高速で行うことができます。

Epsilon 4は、XRFで未使用の潤滑油中のマグネシウム、リン、硫黄、塩素、カルシウム、亜鉛、モリブデンを分析するための最新のテスト方法ASTM D7751-15に準拠しています。

主な用途

Epsilon 4分光計は、さまざまなタイプのサンプルに対応します。数ミリグラムから大量のサンプルまで計量できます。サンプルは次の要素として測定されます。

固体
圧粉
粉末
液体
溶融ビーズ
懸濁液
顆粒
フィルタ
フィルム・コーティング

仕様

サンプルハンドリング

サンプル容量	取り外し可能な10ポジションサンプルチェンジャ
サンプルサイズ	典型的な5ml液体サンプル
Features	エアフィルター分析の精度を高めるためにスピナーが搭載されています

X線管球

Features	金属セラミック製サイドウィンドウによる高い安定性軽元素(Na、Mg、Al、Si)用高感度50マイクロメートル薄型ベリリウムウィンドウ
Tube setting	最高性能のAgアノードX線管によるP、S、およびCl分析

検出器

検出器の種類:	高分解能シリコンドリフト検出器(SDD) (通常135 eV @ Mn-Kα)
Features	最大カウントレート: 1,500,000カウント/秒(50%の不感時間) 高感度の薄型エントランス検出器ウィンドウ

ソフトウェア

ソフトウェア	未使用および使用済み潤滑油中の摩耗金属用のOil-Traceを使用した柔軟なキャリブレーション Omnianスタンダードレス分析ソリューションによる元素スクリーニング FingerPrintソリューションによる合格/不合格分析