新しいSciAps reveNIRの紹介
ASD Haloの製造中止により、市場に大きな穴が開き、既存のソリューションでは埋めることができませんでした。そこでSciApsは、この重大なニーズに満たすように設計して、ハンドヘルドVis-NIR分析装置を開発しました。
SciAps reveNIR分析装置はコンパクトかつパワフルで最先端技術を採用しているため、現場での正確な分析に必要な精度と可搬性を確保できます。

動作
SciAps reveNIRは反射スペクトルを分析することで、異なる鉱物タイプへの遷移を検出します。こうした遷移は鉱物の重大な変化を示しているため、地質学者が鉱体に近接しているかを判断するのに役立ちます。
reveNIRを使用すると、チームはリアルタイムで鉱物の変化を検出し、必要に応じて掘削戦略を調整できます。
主な機能
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可搬性
SciAps reveNIRハンドヘルド分析装置は、軽量かつコンパクトで、過酷な地形での使用に最適化されています。reveNIRは、電池を含めても4.5 lbs未満で、ASD Haloよりも2 lbs軽く、50%小さくなっています。reveNIRは、ヘリコプターや小型飛行機でしかアクセスできない山間部や遠方の鉱山でも、持ち運びや使用が容易になるように設計されています。
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現場での鉱物識別
SciAps reveNIRは、エピドート、カルサイト、クロライト、カオリナイト、ハロイサイト、モンモリロナイト、マスコバイト、イライト、スメクタイト類、ディッカイト、ヘマタイト、ゲーサイト、レクトライト、希土類酸化物などの重要な鉱物を検出します。これらは、鉱体上でのベクトル誘導や採掘作業のガイドに不可欠です。
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汎用性
調査、コアロギング、岩片分析、マッピングエリアの拡大に最適。SciAps reveNIRを使用すると、露頭の分析、さまざまな位置での測定、地層の鉱物の評価が容易になります。
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迅速な意思決定
SciAps reveNIRを使用すると、リアルタイムに鉱物スペクトルを分析できるため、地質学者は、ラボ分析を待つことなく探査戦略を即座に調整できます。

反射スペクトル分析
SciAps reveNIRは、反射スペクトルを記録してサンプルの鉱物組成を予測します。これは地層を理解し、パスファインダー鉱物を識別するための重要なツールです。
- 基本スペクトル範囲は350~2510 nm
- 250種類の探査鉱物の鉱物スペクトルライブラリを搭載
- ユーザーがスペクトルを追加/削除することや、公開されているUSGS SpecLib 7aをダウンロードして変換することも可能
- 結晶性や組成、地熱条件を示すAl-OH、ISM (イライトスペクトル成熟度)、Mg-OH、Fe3tのスペクトルスカラーをリアルタイムで計算し、鉱化の可能性を指し示すベクトルとして利用
アプリケーション
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- 初期調査
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アクセスが困難な地域で、地表のサンプルを分析して露頭周辺を掘り、岩石層を評価します。reveNIRは、さらに探査をする価値があるかを判断するための重要な知見を提供します。
- コアロギングとドリルガイダンス
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ドリルコアサンプル中の変質鉱物やパスファインダー鉱物を識別し、効果的な掘削作業を指示して資源の採掘を最大化します。
- 探査マッピング
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露頭上の複数の位置で測定し、地表全体の鉱物学的変化を評価することにより、地層の理解を深めます。