Zetiumのポリマーエディション

概要

ポリマーエディションは、適切なハードウェアと、ポリマーおよびプラスチックの分析用に高く評価され簡単に設定できるアプリケーションモジュールを使用して正確で一貫性のある分析結果を提供するよう設計されています。

• ADPOL - ポリマーおよびプラスチック中の添加剤分析用
• TOXEL - ポリエチレン中の毒性元素の分析用
• RoHS - ポリエチレン中のRoHS元素の分析用

当社独自の微小スポットマッピング機能を使用することで、添加剤の凝集、触媒の断片、またはその他の汚染により起因するポリマー中の欠陥を検出できます。

当社のSuperQソフトウェアの最新バージョンは、新しい合理化されたユーザーインターフェース、高度なマトリックス補正アルゴリズム(マルチ散乱蛍光)、EDデコンボリューションの統合、およびVirtual Analystと統合されたインテリジェンスを搭載しています。
ADPOL - Malvern PanalyticalとDSM Resolveがポリマーとプラスチック中の添加剤(F、Na、Mg、Al、Si、P、S、Ca、Ti、およびZn)を高精度で分析するために開発しました
TOXEL - Malvern PanalyticalとDSM Resolveがポリエチレン中の有毒重元素(Cr、Ni、Cu、Zn、As、Br、Cd、Ba、Hg、およびPb)を高精度で分析するために開発しました
RoHS - Malvern PanalyticalとDSM Resolveがポリオレフィン中のRoHS元素(Cr、Br、Cd、Hg、およびPb)を高精度で分析するために開発しました

Zetiumプラットフォームのモジュラー設計により、具体的なメリットをもたらすアップグレードパッケージを追加してポリマーエディションを最適化できます。

基本構成の特徴	構成のアップグレード	利点
次のいずれかのアプリケーションを選択できます。ADPOL TOXEL RoHS WEEE	その他のアプリケーションの選択	多数の機能性添加剤、充填剤、毒性元素(ヒ素、カドミウムなど)の元素を正確に分析できる独自の参照材料
	RoHS WEEE	RoHS準拠試験などに対応する正確な元素分析を行える独自の参照材料
SST R 1 kW X線管		最小限のモニター補正による最大稼働時間
	3または4 kW X線管	同じ測定時間でより迅速な結果の出力と検出下限を実現
	結果を迅速に提供する湾曲結晶	同じ測定時間で最高30％の散乱強度向上測定時間を短縮し必須の制限値を達成リンと硫黄を含む機能性添加剤の分析に最適
	SumXcore	高速で分析し高精度の結果を提供予期しない元素のフラグ付けスペクトルライブラリを同時に構築
	微小スポットマッピング	すばやく正確な分析を行うSumXcoreによる独自の組成マッピング介在物、予期しない色、その他のサンプルアーティファクトの高速元素マッピング